「ハルキウの情勢はロシア側の兵站を断ち切ることの重要さを示している」=ベーアボック独外相

ドイツのベーアボック外相は17日、ウクライナは、ロシア軍のサプライチェーンを断ち切る能力を得るためにパートナー国からの支援を必要としていると発言した。

ベーアボック独外相が欧州評議会閣僚委員会会合の開始前に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ベーアボック氏は、ハルキウと同市周辺の情勢は「ロシアの関連サプライチェーンを断ち切ることがどれだけ重要かを示している」と発言した。

そして同氏は、「私たちがウクライナを支持し続けることがとても重要だ。(中略)私たちは長射程・中射程の軍用品を必要としている。私たちはパートナーとその件について作業している」と発言した。

さらに同氏は、ウクライナは現在「最大限苦しい状況にある」とし、米国とドイツにとって両国が過去2年間行ってきたことは現在も重要であり続けていると発言した。

加えて同氏は、ウクライナの防空を強化するイニシアティブが重要だとし、現在ウクライナが保有している防空システムでは足りない、そのことはハルキウ、オデーサ、その他多くの町への砲撃で皆が毎日見ていると指摘した。

同氏は、「私たちが『パトリオット』のバッテリーのようなより大きなシステムを必要としていることは明らかだ」と述べ、複数の欧州のパートナーが、何ができるかを調べていると述べ、ただし「いくつかの国は、それを公ではなく、閉ざされた扉の向こうで行っている」と伝えた。

ロシアが自国領から攻撃を続けるハルキウの情勢については、ベーアボック氏は、「極めて劇的」だと述べ、自分もまたそのロシア国境から約40キロに位置するハルキウを訪れたことを喚起した。