スウェーデン、ウクライナが提供された武器でロシア領を攻撃することを許可済み

スウェーデン政府は、ウクライナがロシア領内の軍事目的を攻撃する際にスウェーデンに提供された武器を使用することを許可している。

スウェーデンのハランズポステン紙が報じた

同紙記者がスウェーデンのヨンソン国防相に問い合わせたところ、「ウクライナはロシアからのいわれのない違法な侵略戦争の対象となっている。国際法上、ウクライナは、武力紛争法に合致する限り、相手国の領土に対する戦争行為を通じて自衛する権利を有している。スウェーデンは国際法とウクライナの自衛権を支持している」との回答を得たという。

同紙は、ウクライナの防衛の限界は国際法によって定められるべきであり、ウクライナの同盟国により恣意的に導入された制限によってウクライナ人の命を犠牲にしてはならないと主張している。そして、同紙は、スウェーデン政府は、その立場を他の西側諸国に訴えるべきであり、その際には閉ざされた扉の奥で主張するだけでなく、公に伝えるべきであり、そうすることで世論を形成し、諸国の立場を放棄させることが可能となると主張している。

これに先立ち、英国政府が同国の供与した武器を使ったウクライナによるロシア領攻撃を認めていた。また、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は10日、あらゆる兵器を使ってウクライナに侵攻するロシアに対する自衛権を行使しているのであり、ウクライナには国外の軍事目標に対して兵器を使う合法的な権利があると発言していた

ラトビアのブラジェ・ラトビア外相は5月1日、すでに複数の国がウクライナに対してロシア領攻撃における制限のない武器を供与していると発言していた

写真:BAE Systems