ドイツはウクライナによるロシア領攻撃へのドイツ武器の使用許可を検討する=ピストリウス独国防相
ドイツのピストリウス国防相は30日、同国はロシア領攻撃のためにドイツの提供した武器を使用することのウクライナへの許可を検討すると発言した。
オデーサを訪問したピストリウス国防相がウメロウ宇国防相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ロシア領へのドイツ提供武器の使用をウクライナに許可するか否かの議論につき、ピストリウス氏は、第一に、ショルツ独首相が前日、ドイツの武器は「国際法の範囲内で」使用することができると「明確に」発言したとコメントした。
また同氏は、ウクライナとドイツの間の二国間合意があるとし、それは「公でそれを議論したり、何が許容され、何が許容されないかというある種のレッドラインを引いたりするためのものではない」と指摘した。
さらに同氏は、「第三に、それは私たちが検討していくものだ」と発言した。
これに先立ち、政治ニュースサイト「ポリティコ」は、ドイツ政府がウクライナが提供された西側武器でロシア領内の軍事標的を攻撃することを認める方向に傾いていると報じていた。
28日にショルツ独首相は、ウクライナはドイツに提供された武器を「国際法の範囲で」使用可能だと述べていた。国際法に従えばロシア領内の攻撃は認められる。