ドイツ国防相、5億ユーロの新たな対ウクライナ軍事支援を発表

ドイツのピストリウス国防相は30日、ウクライナに対する5億ユーロの新たな軍事支援パッケージの供与を発表した。同氏はその際、防空システム「アイリスティー」のミサイル、無人機、歩兵戦闘車、狙撃銃などの支援につき説明した。

オデーサを訪問したピストリウス国防相がウメロウ宇国防相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ピストリウス氏は、「私たちはウクライナへのさらなる支援を提供する準備がある。とりわけ、総額5億ユーロの軍事物資品の供給であり、それらはまもなく届く。私たちはまた、『アイリスティーSLM』『アイリスティーSLS』への巡航ミサイルの供与も続ける準備があるし、黒海で大きな役割を果たしている無人機もだ」と発言した。

さらに同氏は、戦車「レオパルト」の部品、自走榴弾砲18台、小火器弾薬も供与する意向があると伝えた。

その他同氏は、ドイツは1年以内にウクライナに対して追加で戦車「レオパルト1」「レオパルト2」を供与し、それらの技術コンディションの維持、改修の支援も行うと述べた。また、追加の装甲兵員輸送車と対空自走砲も提供されるという。

そして同氏は、同日狙撃兵訓練場を訪れた際に、ウクライナ軍人が彼に対して追加の狙撃銃のニーズについて伝えたと発言した。

同氏は、「私たちは近日中に数百丁の狙撃銃を送る準備がある。さらに、私たちはすでに、さらに100丁のそのような銃の提供についても考えている」と発言した。

最後に同氏は、ドイツは今後数年にわたって軍事支援を提供する準備があると明言した。