ドイツ政府、提供された武器によるロシア領内目標の攻撃をウクライナに許可

ドイツ政府は31日、ウクライナはロシアからの攻撃から防衛する目的でドイツに提供された武器を使用することができると表明した。

AP通信が報じた

同日ドイツ政府が発出した声明には、過去数週間ロシアがウクライナ東部ハルキウ州北東部分、特に国境隣接地域への攻撃を準備し、調整し、実施してきたと書かれている。

そしてドイツ政府は、「私たちは、ウクライナは国際法にしたがってその攻撃から自衛する権利があると確信している」と伝え、「そのためには同国はまた、私たちに提供されたものを含め、その目的のために提供された武器を自らの国際法上の義務にしたがって使用することができる」と表明した。

今回のドイツの声明は、ロシア軍が発射した弾道ミサイルがハルキウの住宅街に着弾してから数時間後に発出されたもの。なお、現時点までに、現地では死者が5名出ている。

これに先立ち、ドイツのピストリウス国防相は30日、同国はロシア領攻撃のためにドイツの提供した武器を使用することのウクライナへの許可を検討すると発言していた

また、28日には、ショルツ独首相はがウクライナはドイツに提供された武器を「国際法の範囲で」使用可能だと述べていた。国際法に従えばロシア領内の攻撃は認められる。