ウクライナのミサイルは強力な結果を出している=南部防衛戦力報道官
ウクライナのプレテンチューク南部防衛戦力合同調整報道センター長は31日、ウクライナのミサイルプログラムは強力な結果を出しているとし、ウクライナ海軍はすでにミサイル「ネプトゥーン」を成功裡に運用していると発言した。
プレテンチューク氏がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
プレテンチューク氏は、「私たちは以前もこの番組で、私たちの海軍のミサイル運用者がすでに、言うなれば、活動の水平線を広げたことをほのめかしたが、ウクライナの『ネプトゥーン』もまた少しずつ『成長』しており、その運用もまた変化し得るのだ。私たちはもうそのシステムの活動をクリミアでも見ている。そして、ご覧のとおり、結果は出ており、ウクライナのミサイルプログラムは強力な結果を示しており、私たちは、実質的にこの分野のパイオニアとなったこと、海軍こそがそのミサイルシステムの成功裡の運用という実績を有していることを誇っている」と発言した。
一時的被占領下クリミア付近で船舶倉庫が攻撃されたという情報について、プレテンチューク氏は、それは敵の兵站の破壊に向けた一歩前進だと指摘した。
同氏は、「私たちは現在、敵がクリミア橋を完全には利用できていないということ、実質的に軍の兵站が橋を通じて行えていないこと、彼らがロシアから私たちのクリミアへと建設しているいわゆる鉄道もまた、いつ完成するのか不明であることをふまえると、実質的に唯一の強力な兵站手段は海洋ルートしか残っていなかったのだ。しかし、私たちは海洋軍事兵站もかなり前に叩いており、あなた方は海にてその目的に使えるはずで、以前はロシア人がそのために使っていた大型揚陸艦を見かけていないであろう。そのため、彼らに残っていた唯一の可能性がフェリーの利用であった。しかし、それは主に軍事目的に使われていた。そして、もっと言えば、補給の大部分が正にこの手段で行われていたのだ。よって、現在、ロシア人は本件をあまり喜んではいないだろう」と発言した。
加えて同氏は、クリミアのロシア人は現在、(クリミアとヘルソン州の間の)チョンハルへ向かい、その後ロシア領へ向かうために被占領下ウクライナ領南部を通って移動していると指摘した。
なお、ウクライナ軍参謀本部は、ウクライナ海軍が国産ミサイル「ネプトゥーン」にて、ケルチのフェリーターミナルとロシア領クラスノダール地方カフカス港の石油ターミナルを攻撃したと発表していた。