米国はロシア領内目標攻撃許可がエスカレーションを高めるとは考えていない=米国務報道官
米国のミラー国務報道官は5日、バイデン米大統領がウクライナに対してロシア領内攻撃に米国提供の武器を使用して良いとする許可により、ウクライナはより良く自衛できるようになるだろうし、武力対立のエスカレーションを高めるようなものではないと発言した。
ミラー報道官がワシントンでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
記者から、米国の武器をロシア領内の目標への攻撃に使用することの許可はエスカレーションを高めるものだと思わないか、との質問に対し、ミラー氏は、「私たちはそうは思わない」と回答した。
同氏はまた、米国は「ウクライナに自衛する能力を提供するために、プーチン大統領が行ったことに対応する措置をとり続けていく」と発言した。
さらに同氏は、ウクライナにおける戦争の侵略国はロシアであり、常にプーチン大統領がエスカレーションのレベルを高めているのだと指摘した。そして、「ロシアは自らの軍事兵器を国境に寄せ、それを民間目標への砲撃に使用しているのであり、私たちは、ウクライナが自衛できるようにすることは目的に適っていると思っている」と発言した。