マクロン仏大統領、ウクライナ国内でのフランス指導官による軍訓練はエスカレーション要因だと思わないと発言

フランスのマクロン大統領は6日、フランスの軍指導官がウクライナ国内でウクライナ兵を訓練することを戦争のエスカレーションだとは思わないと発言した。また、その際、フランスはウクライナ軍のために旅団を訓練する意向を示した。

マクロン大統領が複数のフランステレビ局への生放送インタビュー時に発言した

マクロン氏は、「私たちは旅団を準備したい。私たちは4500人のウクライナ兵を準備すること、彼らの装備を整え、訓練することを提案している」と発言した。

また同氏は、「自由な場所、ウクライナ西部へ行き、誰かを訓練することは、エスカレーションの要因ではない」と断言した。

さらに同氏は、「ウクライナにおける訓練の問題については、私たちには、ウクライナ人自身からの要請があるもので、それはエスカレーションの要因ではない」と述べ、ウクライナで直接ウクライナ軍人を訓練するために指導官を送るか否かの決定は、集団で採択されることになるとも発言した。

ロシア領でのフランスの武器使用に関しては、マクロン氏は、「その境界線は、ロシア人が何をしているかによって定められている」との見方を示した。

また、同インタビュー時、マクロン大統領は、フランスはウクライナに対して戦闘機「ミラージュ2000−5」を供与し、フランスで操縦士の訓練を行うと発表した

写真:ウクライナ大統領府