「ウクライナは近々２、３基のパトリオットが供与されることを期待」＝ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は１１日、ウクライナは近々パートナー国から「パトリオット」のような防空システム２、３基の供与に関する肯定的な決定が下されることを期待していると発言した。

ゼレンシキー大統領がピストリウス独国防相と共にドイツの防空ミサイル部隊を訪問した際に、ドイツが提供を約束している「パトリオット」以外の防空システムは、いつ供与が期待できるかとの質問に答える形で発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「私たちは、パートナー、米国やその他の欧州パートナー国と作業している。今のところ、欧州のどの国かは言いたくない。なぜなら、あなたが質問したことに関する決定の確定を待っているからだ。私たちは、２、３基のシステムに関して、近々肯定的な決定が下されることを期待している」と発言した。

ゼレンシキー氏はまた、ドイツに対して、ウクライナへの支援供与につき謝意を伝えた。

その際同氏は、「何よりも私は、あなたとあなたの政権に謝意を伝えたいし、またショルツ首相に招待につき感謝したい。私にとって、今日ここに、私のチーム、私の妻と一緒に来られたことは大きな名誉であり、ドイツとドイツの人々に対して、ロシアの対ウクライナ侵攻当初から私たちを支えてくれていることにつき感謝したい。大臣よ、あなたが発表した、私たちの防空強化、戦場で私たちの戦士を強化するその他の非常に重要なものからなる、追加のパッケージにつきあなたに感謝している」と発言した。

また同氏は、ドイツに対して、３基目となる「パトリオット」の供与に関して謝意を伝えた。同氏は、これによりドイツはウクライナの軍人・民間人の防護を強化したと述べた。

さらに同氏は、「私はまた、あなたの国の国産（防空）システム『アイリスティー』についても感謝したい。同システムは非常に精確で、非常に高品質だ」と評価した。