ギリシャはウクライナに戦闘機「F16」を32機提供する予定=報道

アルジャジーラは、ギリシャ政府が、ウクライナへの供与のために、古くなった戦闘機「F16 ブロック30」を退役させる予定だと報じた。

アルジャジーラが関係者発言を元に報じた

ギリシャはまた、82機の戦闘機「F16」をブロック70へとアップグレードし、またフランスから第4世代戦闘機「ラファール」を24機購入する予定だという。

米議会委員会もまた、ギリシャに対して、最大40機まで第5世代多目的戦闘機「F35」の獲得を許可したという。

関係者はまた、ギリシャは、「F16」を米国に売却し、その後米国がアップグレードしてウクライナへ引き渡すことを望んでいると伝えた。

他方で、ギリシャ空軍内の関係者は、「32機の戦闘機『F16』売却は、空軍力に大きな穴を開ける。(中略)約200機の定数が必要であり、より現代的で高価なジェット機ではなし得ない」と発言したという。

なお、ギリシャ政府はウクライナに対して、公式に155ミリ口径榴弾砲砲弾2万弾、ミサイル「スティンガー」、ソ連時代の装甲兵員輸送車「BMP1」40台を供与したと伝えられている。現在は、発電所から発生する高圧直流電流を低圧の交流電圧に変換する巨大な変圧器4台が配送準備中だという。

ギリシャ北部のアレクサンドルーポリス港は、ルーマニアまたはリヴィウ経由でオデーサと鉄道で直結しており、アレクサンドルーポリス港からは軍事品が24時間以内にウクライナに到着させられることができるという。

写真:Defensie.nl