ウクライナ情報機関、マリ反政府勢力による露傭兵引き渡しの意向を「確認中」

ウクライナ国防省情報総局のユソウ氏は29日、マリのトゥアレグ族の反政府勢力が現地戦闘時に拘束したロシア傭兵集団「ヴァグネル」の兵士をウクライナに引き渡す用意があるとの声明は確認中だと発言した。

ユソウ氏がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。

ユソウ氏は、「それは機微な情報だ。そのような情報はあり、それは確認中である。詳細にはコメントしない」と発言した。

同氏はまた、ロシアの傭兵集団「ヴァグネル」の傭兵は地政学的・経済的問題の解決や政権の交代や維持のために用いられていたと指摘した。

そして同氏は、「そして今、全世界が何より、それ(編集注:ヴァグネル)が当時のような能力ではなく、ロシアの能力も当時のようなものとはかけ離れていることを目にしている。そして、それは、地域における問題解決の確実な手段として彼らに新たに発注したり期待したりすることは少なくなっていくということを意味する」と発言した。

これに先立ち、西アフリカのマリのトゥアレグ族反政府勢力(CSP-DPA)は、ロシアの傭兵集団「ヴァグネル」の一団を壊滅させ、複数名の傭兵を拘束した上で、ウクライナに対して傭兵を引き渡すことを提案していた