フランスにはウクライナ支援に関する「レッドライン」はない=バロ仏外相

フランスのバロ外相は、ウクライナ支援に関しては「レッドライン」はないと発言した。また同氏は、ウクライナがフランスの提供した長射程ミサイルによりロシア領内目標を攻撃することは可能であることを間接的に認めた。

バロ外相がBBCへのインタビュー時に発言した

バロ氏は、「原則は定められている。私たちのゼレンシキー大統領へのメッセージは良く受け止められている」と発言した。

また同氏は、西側同盟国はロシアと対峙するウクライナの支援にどのような制限もかけるべきではないとし、また「レッドラインは、定められるべきでも、表明されるべきでもない」と発言した。

記者から、フランスの部隊が戦闘に参加する可能性について尋ねられると、同氏は、「私たちはいかなる選択肢も除外していない」と発言した。

その他同氏は、フランスは必要な限り集中的かつ長期的にウクライナを支援していくと繰り返した。

その際同氏は、支援の理由として、「ロシア軍が1平方キロメートル進む度に、その脅威は欧州の側に1平方キロメートル近付いているからだ」と説明した。

ウクライナのNATO招待問題について、バロ氏は、フランスはウクライナにNATO招待を出すことにオープンであるとしつつ、友好国、同盟国がフランスの立場に近付くように議論を行っていると伝えた。