スイス軍、ウクライナへ平和維持軍が派遣された場合同国兵士を約200人送れる可能性を指摘
スイス軍は、将来ウクライナに平和維持軍が派遣され、スイス政府・議会が同意した場合に、約200名の兵士を送れる可能性があると指摘した。
ジュッスリ・スイス軍司令官がソンタグスブリック紙へのインタビュー時に発言した。ロイター通信が報じた。
ジュッスリ氏は、「私たちはおそらく、10〜12か月間で約200人送れるかもしれない」と発言した。
同時に同氏は、それは関連の要請がスイスに対して行われた上で、同国の政府と議会が派遣に関する決定を採択した場合の話だと強調した。
さらに同氏は、平和維持軍の派遣に関する話は現時点では完全に仮定の話であるとし、ロシア・ウクライナ間の情勢が今後どのように進展していくかはっきりしていないと指摘した。
その際同氏は、「平和はまだ存在しないし、国連からの要請も一切ない」と発言した。
なお、中立国のスイスは、これまで世界各地の複数のミッションに参加してきた。最大のものは、コソボ治安維持ミッション(KFOR)。