スターリンク遮断の場合の代替手段はある=ウメロウ宇国防相
ウクライナのウメロウ国防相は23日、軍司令部は、スペースX社の衛星インターネットサービス「スターリンク」がウクライナ軍のために遮断された場合の、代替システムの模索作業をすでに行っていると伝えた。
ウメロウ国防相がキーウで開催されているフォーラム「ウクライナ 2025年」の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ウメロウ氏は、「私たちはその作業をすでに行っている。代替はある。明らかにはしない。デジタル移行省、戦略産業省、その他の私たちの軍の同僚、国防省と一緒に、まもなく私たちがその決定をどのように得るかを発表する。しかし、決定はすでにある、代替はある」と発言した。
これに先立ち、ロイター通信は、ウクライナとの協議を行っている担当者たちが、ウクライナに埋蔵する鉱物資源に関する合意協議の際に、スペースX社の衛星インターネットサービス「スターリンク」へのウクライナのアクセスを遮断する可能性について提起したと報じていた。
これを受け、ポーランドのガフコフスキ副首相兼デジタル化相は22日、ポーランド政府はウクライナのためにインターネット接続サービス「スターリンク」のターミナルを購入しており、衛星インターネット使用料金を支払い続けていると述べた上で、そのためポーランドが当事者である商業契約の破棄の根拠は想像できないと発言していた。
ウクライナのコヴァレンコ国家安全保障国防会議(NSDC)傘下偽情報対策センター所長は22日、「スターリンク」の遮断の可能性に関する情報につき、代替の物はあるとコメントしていた。