ウクライナと英国の首脳側近、停戦に向けた行動や条件について協議

ウクライナのイェルマーク大統領府長官と英国のパウエル国家安全保障担当首相補佐官は8日、キーウで会談を行い、公正で永続的な平和達成計画の最初の行動や、あり得る停戦のための条件につき協議を行った。

ウクライナ大統領府広報室が伝えた

発表によれば、会談はパートナーたちとの公正かつ永続的な平和達成のための計画策定に向けた共同作業の一環で、かつサウジアラビアで近々開催されるウクライナ・米国政権チームの会合の前に開催されたという。

会談時には、ゼレンシキー大統領がブリュッセルでの欧州理事会会合で提案した最初の行動である、「空と海の停戦」について協議が行われた。具体的には、エネルギーインフラと民間インフラへの攻撃と海上の軍事作戦の停止、また被拘束者の解放も最初の行動に該当するという。

大統領府によれば、イェルマーク氏は、フランスと北欧・バルト諸国の提案について報告した。

その他、イェルマーク氏とパウエル氏は、平和を近付ける道筋における重要問題として、安全の保証、あり得る停戦の条件と対露制裁の維持について意見交換を行った。

加えて、別途ウクライナへの軍事・財政支援の拡大や欧州の防衛能力についても話し合われた。

イェルマーク氏は、英国が防衛支援を継続していることにつき謝意を伝え、ウクライナと欧州における無人機生産への資金投入のためのものをはじめ、支援額の拡大が重要だと強調した。

これに先立ち、ウクライナのゼレンシキー大統領は6日、ウクライナと米国の政権チームが翌週サウジアラビアで会談することを認めていた