2014~15年の露侵略によるウクライナの経済損失は500億~1500億ドル=経済相
2014~15年、ロシア連邦の侵略を受けてウクライナが直接的にこうむった経済的損失は、GDPの15~20%であり、額にして500億~1500億米ドルとなる。
9日、ティモフィー・ミロヴァノウ経済・貿易・農業発展相がフェイスブック・アカウントに書き込んだ。
ミロヴァノウ大臣は、「2014~15年の直接的損失はGDPの15~20%である。評価では、損失総額は500億~1500億ドル(例えば、アンデルス・アスランド氏(編集注:ドイツのウクライナ問題研究者)は、約1000億ドルと評価している)。また、非政府管理地域(クリミア+ドンバス)に国有不動産の残存価値の評価額は、約850億フリヴニャとなる」と書き込んだ。
同大臣は、クリミア自治共和国とセヴァストーポリの領内には、5万7700件の国有不動産が登録されており、これらの残存価値は460億フリヴニャ、ドネツィク州では12万件が登録されており、残存価値は330億フリヴニャ、ルハンシク州では約7万件で残存価値は230万フリヴニャだと指摘した。
大臣は、国家資産基金の評価では、ドネツィク・ルハンシク両州に登録されている国家資産の約70%が現在非政府管理地域に位置していると説明した。