スロバキアはミンスク諸合意履行まで対露制裁を支持する=チャプトヴァー大統領

スロバキアは、欧州連合(EU)の対露制裁は正義回復のための合法的手段だとみなしており、ミンスク諸合意が履行され、ウクライナが自国領全体のコントロールを得るまで、制裁を継続することを支持している。

16日、キーウ(キエフ)訪問中のズザナ・チャプトヴァー大統領がゼレンシキー大統領との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

チャプトヴァー大統領は、「どのような紛争も、国際法と主権や国際的に認められた国境への尊重という原則にもとづいて解決されねばならない。それはドンバス、クリミア、セヴァストーポリに関わることだ。そのため、スロバキアは、EUの立場に同意しており、ミンスク諸合意が履行され、ウクライナが自国領のコントロールを得るまで、対露制裁を継続することを支持している」と発言した。

同大統領はまた、スロバキアが欧州安全保障協力機構(OSCE)の議長国の期間を終えた後も、同国がドンバス紛争解決を支援したいとする立場は変わらないと明言した。

大統領はまた、スロバキアは対露制裁に関して明確な見方を有しているとし、「私たちは、対露制裁を国際法違反により生じた合法的な手段だとみなしている。私たちは、その制裁を正義の手段だと考えている」と強調した。

同大統領はまた、ウクライナとロシアの間で被拘束者が交換されたこと、またノルマンディ・フォーマットでの協議が再開されていることに関して、対話を通じて状況が改善できるということを示す重要なシグナルだと指摘した。