「今年の政治家」はゼレンシキー 最大の出来事は2つの選挙
46%のウクライナ人が、2019年を象徴する政治家はヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領だと答えた。
26日、民主イニシアティブ基金が、ラズムコウ・センターと共同で実施した全国世論調査の結果をウクルインフォルムにて発表した。
同結果によれば、「2019年の政治家」としてゼレンシキー大統領を選んだ者は46%であったとのこと。2番目が、ペトロ・ポロシェンコ前大統領(欧州連帯党党首)で7.5%(昨年同調査では16%)。これにユリヤ・ティモシェンコ祖国党党首(3%)、ドミトロー・ラズムコウ最高会議(国会)議長(3%)、ユーリー・ボイコ野党生活党党首(3%)、ヴィクトル・メドヴェチューク野党生活党幹部(2%)が続いた。
また、24%の回答者は、どの政治家も選ばなかったとのこと。
加えて、2019年のウクライナ国内の主要な出来事を問う設問では、58%の回答者が二つの選挙(大統領選挙と最高会議選挙)を挙げた。また、回答者は、これら選挙を「肯定的出来事」として評価する傾向が目立った。これに続き、被拘束者解放(8%)、ノルマンディ4国首脳会合(5%)、ウクライナ正教会独立(トモス付与)(2%)、ドンバスの兵力引き離し(2%)、農地市場改革(2%)が挙げられた。16%は、どの出来事も回答しなかった。
更に、今年の世界の出来事を問う設問では、ノルマンディ4国首脳会談と答える者が最も多く、23%であった。その他、トランプ米大統領弾劾(6%)、シリア戦争(2%)、英国のEU離脱(2%)、フランスの黄色いベスト運動(2%)が挙げられた。51%の回答者は、どの出来事も挙げなかった。
今回の世論調査は、民主イニシアティブ基金がラズムコウ・センターと共同で2019年12月13~18日にクリミアとドンバス被占領地部分を除くウクライナ全国にて、2017名の有権者(18歳以上)に対して実施したものであり、理論的な誤差は最大±2.3%だと発表された。