ロシア軍、ウクライナ東部で捕虜5名を処刑

ウクライナの検事総局は、今月ウクライナ東部ドネツィク州ポクロウシク地区ペトリウカ村付近でウクライナ軍の捕虜5名を銃殺処刑した事実に関する捜査の開始を発表した。

検事総局がフェイスブック・アカウントで伝えた

発表には、暫定情報として、2024年11月にロシア軍がポクロウシク地区ペトリウカ村近でウクライナ防衛戦力の陣地を襲撃、その結果、ウクライナ軍の軍人5名が後退を余儀なくされ、民家に隠れることになったと書かれている。

ロシア軍人はその民家を包囲した後、ウクライナ軍人を拘束。ウクライナ軍人は武器を持たずに民家から出てきて、地面に横たわることが命じられたという。そして、ロシア軍人は、これらウクライナ捕虜を国際人道法に反する形で銃器で銃殺したという。

現在この犯罪の全ての状況と実行犯を明らかにするための捜査が行われているという。

検事総局は、捕虜の殺害はジュネーブ条約の著しい違反であり、重大な国際犯罪に該当すると強調した。

また、ルビネツ最高会議人権問題全権は、テレグラム・チャンネルにて、本件の確認のために国連と国際赤十字委員会に書簡を送付したと報告した。ルビネツ氏は、「国際社会は、速やかに行動すべきだ! このような占領軍の行動を不処罰のままにしておいてはいけない」と訴えた。