イラン、航空機墜落事件捜査にウクライナ、カナダ、米国を正式に招待

イランは正式に、米国、カナダ、ウクライナの代表者を8日のテヘラン近くでのウクライナ航空機ボーイング737墜落事件の原因究明捜査に参加するよう招待した。

CNNが報じた。

報道には、「米国国家運輸安全委員会(NTSB)がイランで墜落し、176名の死者を出したウクライナ航空機捜査に参加する」と書かれている。同委員会は、「事件原因に関して憶測を立てることはしない」と伝えた。

その他、イラン外務省のアッバス・ムーサヴィー報道官は、同捜査への参加にウクライナ代表者とボーイング社代表者を招待したと発言した。同報道官は、国際民間航空条約(シカゴ条約)の定める国際勧告にもとづいて事故原因捜査が正式に開始されたと発言した。

また、捜査には、カナダの運輸安全評議会(TSB)もイランから同様の招待を受け、捜査に参加すると発表されている

これに先立ち、8日、イラン首都テヘランのイマーム・ホメイニ空港を離陸した後、キーウ(キエフ)に隣接するボリスピリ空港へ向かっていたウクライナ国際航空のボーイング737が墜落した。

同機には、乗客167名、乗員9名が搭乗。全員が死亡したと伝えられている。

犠牲者の数は、国別で、イラン82名、カナダ63名、ウクライナ11名、スウェーデン10名、アフガニスタン4名、ドイツ3名、英国3名と伝えられている。

写真:AA