サーカシヴィリ氏の副首相任命は票不足の見込みのため審議されない=与党議員

4月30日の最高会議臨時会合では、ジョージア元大統領のミヘイル・サーカシヴィリ氏の改革担当副首相への任命を巡る審議は行われない。

同日、最高会議与党会派「人民奉仕者党」のイェウヘニヤ・クラウチューク副会派長がウクライナ24局番組出演中に発言した。

クラウチューク氏は、「確かに今日私たちは人事問題は審議しない。サーカシヴィリ氏を候補として議論してきた改革担当副首相の人事もだ。確かに、今のところ同候補を任命するのに必要な票がないのだ」と発言した。

同議員は、サーカシヴィリ氏はその他の政治勢力との協議を行っているとし、「それが政治、民主主義、最高会議の決定というものだ」とコメントした。

同議員は、最高会議はその人事問題を今後も審議しない可能性があるとの予想を述べた。

これに先立ち、22日、サーカシヴィリ元オデーサ州行政府長官(元ジョージア大統領)は、ゼレンシキー大統領から改革担当副首相のポストを提案されたとし、また本件につきシュミハリ首相と話したと発言していた。また、ウクライナ大統領府も、ゼレンシキー大統領とサーカシヴィリ氏の面会が行われたことを認めていた。