ロシア、クリミア・タタール人指導者ジェミレフ氏のクリミア入域禁止を2034年まで延長

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被占領下クリミア占領政権「裁判所」にて、2年前に、クリミア・タタール民族指導者であるムスタファ・ジェミレフ氏のロシア連邦入国禁止が2034年3月5日まで延長されていたことが明らかになった。

5日、弁護士のニコライ・ポロゾフ氏がフェイスブック・アカウントにて伝えた

ポロゾフ氏は、「ロシア連邦保安庁(FSB)による裁判所の問い合わせに対する回答により、2019年3月5日、露FSBは、新たな決定第140/3KC/13/857を採択しており、それにより、ロシア連邦へのムスタファ・ジェミレフ氏の入国禁止が2034年3月5日まで延長されていたことが判明した」と書き込んだ。

なお、クリミア・タタール民族指導者として知られるムスタファ・ジェミレフ氏は、被占領下クリミアにて、「ロシアへの入国が許可されていない外国籍者によるロシア国境の事前談合による集団での越境」「銃器保存」「違法な弾薬取得・保存」の「容疑」で起訴されている。また、ジェミレフ氏は、2014年のロシアによるクリミア占領以降、同国によりクリミアへの入域が禁止されている。

※修正箇所:記事冒頭部分「2014年3月5日まで延長」→「2034年3月5日まで延長」