ゼレンシキー大統領、コンスタンティノープル総主教と会談
ゼレンシキー大統領は20日、独立30周年記念日に合わせてウクライナを訪問したヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル全地総主教と会談した。
大統領府広報室が伝えた。
発表によれば、ゼレンシキー大統領は、「何よりもまず、今回の訪問に感謝したい。私個人にとても、ウクライナにとっても、私たち皆にとっても、あなたがこのような重要な日、私たちが独立30周年を祝う日に加わってくださったことは、大きな名誉である。私たちにとって、それは非常に重要だ」と強調した。
ヴァルソロメオス全地総主教は、ゼレンシキー大統領に招待への謝意を伝え、ウクライナが独立30周年を祝う中、素晴らしいウクライナの地にいられるということを幸せに思うと強調した。
全地総主教は、「私たちにとっては、あなた方とウクライナにとって重要な日を祝えるということが大きな名誉なのだ」と発言した。
大統領は、全地総主教に対して、ウクライナの主権・領土一体性、独立、国の平和のための祈りへの個人としての揺るがない支持につき謝意を伝えた。
両者は、ウクライナ東部の平和的情勢解決、一時的被占領地における信仰の自由をはじめとする基本的人権・自由の侵害状況について協議した。また両者は、ウクライナとコンスタンティノープル全地総主教庁とのより緊密な連携のための今後の行動について協議した。
その他大統領は、ヴァルソロメオス全地総主教がロシアの侵略により親を失ったウクライナ軍人の子供のサポートをしていることに謝意を伝え、「2018年に、あなたがフェネル地区の自身の住居に子供たちを温かく招いたことを知っている。今回のあなたの訪問の際、その子供たちと会談する準備があることを高く評価している」と発言した。
ヴァルソロメオス全地総主教は、ウクライナの平和のために祈っていると述べ、母なる教会の名のもとにウクライナの人々を祝福したと述べた。
なお、ヴァルソロメオス1世全地総主教は、22日にエピファニー・ウクライナ正教会首座主教とともに、聖ソフィア大聖堂にて典礼を行う予定。
写真:大統領府