ロシアもウクライナも厳しい決定と譲歩を受け入れねばならない=米国務省

米国のブルース国務報道官は31日、米政権は、ロシアもウクライナも厳しい決定と譲歩を受け入れなければならないという認識とともにウクライナの平和的情勢解決のために作業していると伝えた。同時に同氏は、ロシアによるウクライナの「国連による暫定統治」案は受け入れないとも発言した。

ブルース国務報道官がワシントンでの記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ブルース氏は、「私たちは、交渉はロシアからもウクライナからも厳しい決定と譲歩の受け入れを要求していくことになると認識しながら働いている。そして、私たちはロシアともウクライナとも働いており、彼らを交渉の席に着かせるために私たちの作業を続けたいと思っている」と発言した。

同時に同氏は、ホワイトハウスはロシアが提案した国連によるウクライナの暫定統治の案は受け入れていないと述べた。その際同氏は、「私は、皆に喚起しなければならないとは思っていないが、しかし、良いリマインドではあろう。ウクライナは立憲民主主義国家である。ウクライナの統治は同国の憲法とウクライナ国民によって定められている」と指摘した。

同氏はまた、米政権は、完全な停戦を実現するために必要な外交を実現したいと思っており、また、最終的で永続する解決のための交渉実施への双方の準備も求めていると強調した。

その際同氏は、「トランプ大統領は、ロシアもウクライナも現在完全な停戦へと移行せねばならないことをはっきりと示した。そこから何も変わっていない」と伝えた。

写真:ホワイトハウス