米国、露占領当局によるクリミア・タタール系住民の大規模拘束を非難
在ウクライナ米国大使館は、3、4日に被占領下クリミアにてロシア占領政権がクリミア・タタール系住民を拘束したことを非難し、同国に対して全てのウクライナ国民の解放を要請した。
在ウクライナ米国大使館がツイッター・アカウントにコメントを掲載した。
米国大使館は、「私たちは、昨日のロシア連邦保安庁によるナリマン・ジェリャル氏やその他のクリミア・タタール人活動家の逮捕を非難する」と書かれている。
加えて大使館は、ロシアは同国が拘束する全ての活動家、全てのウクライナの政治囚を速やかに解放し、また『ウクライナにおける政治的迫害』を停止しなければならないと強調している。
これに先立ち、3、4日、被占領下ウクライナ領クリミアにて、ロシア占領機関当局が複数の先住民クリミア・タタール系住民の自宅で家宅捜索を行い、ナリマン・ジェリャル「メジュリス」副代表はじめ、計5名を拘束していた。
さらに、同5名のクリミア・タタール系住民の所在を把握しようと集まっていた住民40名強も露連邦保安庁(FSB)建物近くにて治安機関職員に拘束されている。