米国はノルマンディ・プロセスに参加する準備がある=ヌーランド米国務次官
ヌーランド米国務次官は、米国は、現在独仏宇露4国にてドンバス情勢平和的解決協議を行っている「ノルマンディ・プロセス」に参加する、あるいは、以前のように同プロセスに並行してサポートを行う準備があると発言した。
10日、ヌーランド氏がヤルタ欧州戦略会議(YES)フォーラムの際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ヌーランド氏は、「私たちは、(ノルマンディ・フォーマットに)もう一度加わる用意がある。どのような形態でもだ。ノルマンディ・フォーマットへ直接参加するか、あるいは、もう一度、並行してプロセスをサポートするか。関係国が私たちが役に立ち得ると考える手段でだ」と指摘した。
ヌーランド氏は、米国のオバマ政権期、自身やその他の政権代表者が「並行したプロセス」に参加し、ノルマンディ・フォーマットをサポートしていたことを喚起した(編集注:ヌーランド氏は、スルコフ露大統領補佐官(当時)とウクライナ情勢に関する協議を行っていた)。同氏は、米国は当時、「空白を排除し、私たちの創造力を加えるべく」関係国が議論していた目的や願望をサポートしていたと発言した。
その他同氏は、米国はクリミア・ウクライナ東部一部占領に関係する対露制裁を維持していくとし、「発動の根拠が排除されない限り、制裁は維持される」と説明した。また、同氏は、米国は、ウクライナへの防衛目的の支援を与え続けるとも伝えた。