ゼレンシキー大統領、ドイツ大統領と会談

ゼレンシキー大統領は6日、キーウ(キエフ)を訪問したドイツのシュタインマイヤー大統領と会談した。

ウクライナ大統領府広報室が伝えた

発表によれば、ゼレンシキー大統領は、シュタインマイヤー大統領に訪問への謝意を伝え、ドイツが欧州におけるウクライナにとっての重要なパートナーであると強調した。

ゼレンシキー大統領は、「私たちの間には多くの会談があったが、しかし最も重要なことは、バービン・ヤールの悲劇80年経過という、ウクライナにとって、国家の歴史にとって重要な日にドイツが最も高いレベルでウクライナを支持していることである」と発言した。

大統領は、ウクライナはドイツとの関係強化を望んでいると伝えた上で、「ウクライナは、ドイツ議会選挙の結果、ウクライナ・ドイツ関係とウクライナの欧州展望支持を促進する連立が形成されることを期待している」と述べた。

両者は、ドンバス情勢平和的解決問題に注意を向けた。ゼレンシキー大統領は、ウクライナは、東部における平和達成と主権・領土一体性回復のためにあらゆる協議フォーマットの作業を活発化させようとしていると強調した。その上で、大統領は、「私たちは、ドイツのさらなる効果的なサポートに期待している。私たちは、ノルマンディ・フォーマットにおけるドイツの仲介努力を高く評価している」と発言した。

大統領はさらに、クリミア・プラットフォームの活動におけるドイツの重要な役割を指摘し、「首脳会談への出席、結論となる宣言への参加に感謝している」と伝えた。

両大統領はまた、ウクライナと欧州のエネルギー安全保障問題についても協議した。ゼレンシキー大統領は、「ノルド・ストリーム2の開始は、ウクライナと欧州にとっての脅威が著しく激化することを意味する。ウクライナにとっては、安全を保証する明確な国際的・法的メカニズムを得ることが重要だ」と伝えた。

さらに、ウクライナの欧州連合(EU)・北大西洋条約機構(NATO)加盟支持問題についても話し合われた。ゼレンシキー大統領は、シュタインマイヤー大統領に対して、EU・NATOとのさらなる統合におけるウクライナの期待を伝え、ドイツからの支持への期待を表明した。

なお、シュタインマイヤー独大統領は、6日キーウへ到着、同日のバービン・ヤールの悲劇80年経過記念追悼式典に出席している。

写真:大統領府