ショルツ独首相のウクライナ訪問開始

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14日、ドイツのショルツ首相がウクライナ首都キーウ(キエフ)への訪問を開始した。

ゼレンシキー大統領がキーウ市内のマリインシキー宮殿にてショルツ独首相を出迎えた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ウクライナ大統領府は、フェイスブック・アカウントにて、ゼレンシキー氏がショルツ氏を迎える場面の動画を公開した。

首脳会談後には、記者会見が予定されている。

また、ショルツ氏のキーウ訪問を受けて、市民活動家たち15名が集会を開き、ドイツ政府に対して、ウクライナを降伏に追いやらないよう、またロシア関係者に制裁を発動するよう要求した。

写真:ユリヤ・オウシャンニコヴァ/ウクルインフォルム

集会参加者たちは、尊厳革命(マイダン革命)犠牲者追悼碑の周りに集まり、「ウクライナではなく、プーチンを罰せよ」とのスローガンの書かれたバナーや、ロシア政権と協力関係にあるとされるドイツの政治家の名前を顔写真とともに示した。また、独露間新天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」の稼働開始を認めないこと、ミンスク諸合意履行にてウクライナに圧力をかけるという考えを捨てること、ロシアが違法に拘束するウクライナ国民を解放するまで、ロシアと一切の協議を行わないことなどが要求された。

さらに参加者たちは、ウクライナは欧州連合(EU)・北大西洋条約機構(NATO)への加盟を決して諦めないと強調した。

なお、ショルツ独首相は、15日にはモスクワを訪問し、プーチン露大統領と会談する予定。

写真:大統領府