「5月9日にプーチンが何を発表しても、私たちはどんなシナリオに対しても準備ができている」=宇外相

ウクライナのクレーバ外相は、ウクライナは2月24日のロシアの侵略が始まってから毎日ロシアからの脅威の中を生きており、それは5月9日も同じであるとし、どのようなシナリオに対しても準備ができていると発言した。

クレーバ外相がキーウ(キエフ)を訪問したバルト3国外相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クレーバ氏は、「私は5月9日を気にかけていない。そもそもこれ以上何が悪くなり得るだろうか? もっとミサイルがウクライナに飛んでくる? ロシアはいつでもその数を増やすことができる。5月9日の前だろうが、当日だろうが、後だろうが。より多くのロシア軍部隊がウクライナへ投入される? それもまた毎日あり得る話だ」と発言した。

同氏はまた、プーチンがプロパンダ上の目的でその日付を利用して、何か「大きなこと、特大なこと」を発表する可能性はあると指摘し、同時に「しかし、2月24日以降、私たちは、どのようなシナリオに対しても準備ができている。そして、私は、5月9日の脅威を誇張したくない。なぜなら、毎日、何かが変わり得るからだ」と発言した。

記者から、記者会見を行った全ての外相に対して、ロシアが5月9日をカルト的な行事に変貌させている中、5月9日の祝賀への各国の向き合い方について尋ねると、クレーバ氏は「5月9日は、8日と10日の間の日、それだけだ。私にはこれ以上何も言うことはない」と発言した。

これに先立ち、ウクライナの情報機関や、英国や米国の軍関係者が、プーチン露大統領が5月9日にロシア全土の総動員を発表する可能性があると発言していた。