ゼレンシキー宇大統領、バイデン米大統領と電話会談実施

ウクライナのゼレンシキー大統領は15日、バイデン米大統領と電話会談を行った。

ウクライナ大統領府広報室が公表した

発表によれば、ゼレンシキー大統領はバイデン大統領に対して、ロシアの侵略への抵抗、自由と未来を自ら定める権利をめぐる戦いにおけるウクライナ支持を主導していること、及び、ウクライナの独立と領土一体性への一貫した不変の支持につき謝意を伝えた。

ゼレンシキー氏はまた、米国が総額10億米ドルの追加支援パッケージを適宜供与することの重要性を指摘した。ゼレンシキー氏は、「米国の安全保障サポートは比類なきものだ。それは私たちをロシア侵略に対する共通の勝利へ近づける」と述べ、バイデン氏に対して、国際安全保障支援のリーダーシップを取っていることにつき謝意を伝えた。

ゼレンシキー氏はまた、前線の状況を報告した上で、効果的にロシア軍に対抗する上でウクライナ軍が優先的に必要としているものにつき説明した。その際同氏は、「ラムシュタイン」フォーマットにおいて関連努力を引き続き調整することの重要性を強調した。

両者は、ウクライナへのさらなる経済・人道サポートの重要性について協議を行った。

またゼレンシキー氏は、「私たちは、米国からの著しい財政・マクロ経済サポートを評価している。それは私たちがこの戦争で耐え抜くことを支援している」と発言した。

さらにゼレンシキー氏は、バイデン氏に対して、2億2500万ドルの対ウクライナ国民人道支援拠出の決定につき謝意を伝えた。

ゼレンシキー氏は、「私たちはこの戦争に勝たねばならず、私たちの被占領地を取り戻さなければならない。それが私たちの共通の勝利だ」と強調した。

写真:大統領府