ウクライナ国鉄、クリミア住民に避難用鉄道便を提案
ウクライナの国鉄「ウクルザリズニツャ」社は、一時的被占領下にあるクリミアのウクライナ国民に対して、ウクライナ政府管理地域のザポリッジャ、クリヴィー・リフ、オデーサから避難用の鉄道便を利用することを提案した。
2日、カミシン・ウクルザリズニツャ社総裁がテレグラム・チャンネルにメッセージを掲載した。
カミシン総裁は、「私たちは、クリミアに暮らすウクライナ国民の避難プログラムを開始する。彼らは、ザポリッジャ、クリヴィー・リフ、オデーサからの避難鉄道を利用することが可能だ」と書き込んだ。
また、ウクルザリズニツャ広報室は、クリミア在住のウクライナ国民のための避難用鉄道の時刻表を掲載した。
なお、ゼレンシキー宇大統領は、ウクライナはどんな手段を使ってでもクリミアの脱占領のためにあらゆることを行い続けると発言している。
ウクライナのタシェヴァ・クリミア自治共和国ウクライナ大統領常駐代表は8月31日、クリミアにて爆発が恒常的に発生していることに関連し、クリミア在住のウクライナ国民に対して、基本的安全方策をとるよう、軍事施設からはできるだけ早く離れ、必要な物をまとめ、シェルターへのアクセスを確認しておくよう呼びかけていた。