ウクライナ国会、チェチェン・イチケリア共和国を「ロシア連邦による占領下」と認定

ウクライナ最高会議(国会)は18日、チェチェン・イチケリア共和国をロシア連邦により一時的占領下にあると認定した上で、チェチェン民族に対するジェノサイドを非難する声明を採択した。

ジェレズニャク最高会議野党「声党」会派議員がテレグラム・チャンネルで伝えた

同議員は、「最高会議は、チェチェン・イチケリア共和国をロシア連邦による一時的占領下とにあると認定し、チェチェン民族に対するジェノサイド実行の非難を採択した」と伝えた。

賛成した議員は、287人だという(過半数は226)。

チェチェン共和国、その後のチェチェン・イチケリア共和国は、1991年にジョハル・ドゥダエフ大統領の下、建国とソ連からの独立を宣言したが、国際的な承認が得られなかった。ロシア政権は、2000年に同国を武力を用いてロシアに「チェチェン共和国」として「編入」した。長きにわたったチェチェン戦争では、多数の民間人が殺害されている。