「私たちはウクライナのおかげで安全。ロシアはソ連の再生を望んでいる」=サンドゥ・モルドバ大統領
モルドバ共和国のサンドゥ大統領は、ロシアがウクライナを制圧してしまった場合には同国はエスカレーションを続け、モルドバにも進軍しかねないと発言した。
ウクラインシカ・プラウダ通信がフィナンシャルタイムズの記事をキャリーして報じた。
サンドゥ大統領は、「私は、彼ら(編集注:ロシア人)が国境で止まることは信じていない。今日、私たちはウクライナのおかげで安全なのだ」と発言した。また同氏は、全面的侵攻が始まった最初の数週間、そのような脅威がある中で、モルドバはウクライナからの難民を受け入れることの注力していたと伝えた。
インタビューの際、サンドゥ氏は、ロシアがモルドバにも侵攻してきた場合に、国外へと脱出する予定はあったかと質問されると、そのような予定はなかったと否定した。
同氏は、「私は、(編集注:そのような場合でもモルドバに)残ったであろう。しかし、私たちは、私たちの人々のできるだけ多くが、安全な場所であるルーマニアへと移動するのを支援せざるを得なくなると予想していた」と発言した。
さらに同氏は、ロシアは対ウクライナ侵略により「ソ連を再生」しようとしているのだとの見方を示した。同氏は、「彼らは古い時代を取り戻したがっている。しかし、私たちはそれを望まない。モルドバは、30年間にわたって緩衝地帯の一部であったし、私たちにとって、それは貧困、汚職、酷い(国家)運営、移住を意味した。私たちは、民主的世界の一部でありたいのだ」と発言した。
またフィナンシャルタイムズは、サンドゥ大統領は滅多にお酒を飲まないが、ウクライナの勝利のためにはすすんで乾杯すると伝えている。