ゼレンシキー宇大統領、ロシアの原子力分野への制裁発動に期待
ウクライナのゼレンシキー大統領は9日、欧州連合(EU)が近々、ロシアの原子力分野への制限措置を含む第11回対露制裁の発動を決定することを期待していると発言した。
ゼレンシキー大統領がキーウを訪れたフォンデアライエン欧州委員長との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、同日のフォンデアライエン氏との協議では対露制裁についても協議したと述べ、「私たちは、第11回制裁パッケージが近々採択されることを期待している。その中には、テロ国家の原子力分野に対する制裁が入るべきだ」と発言した。その際同氏は、そうすることで、制裁の力が現状の脅威の水準に合致することになると補足した。
なお、EUは、第11回対露制裁を5月上半期に採択を目指している。EUは、多くの製品のロシア領の通過の禁止や、これまでに科した制裁の精緻化を行う見込みとなっている。
写真:大統領府