南ア大統領、ロシア・ウクライナ戦争終結のためのアフリカ複数諸国による「平和ミッション」を発表
南アフリカ共和国のラマポーザ大統領は16日、ロシア・ウクライナ戦争の終結を目的とした、複数のアフリカ諸国による平和ミッションを提案した。
ブルームバーグが報じた。
ラマポーザ大統領は、「この平和ミッションは、その紛争を終わらせるため、複数の他のミッションを促進していく」と発言した。
同氏によれば、アフリカ諸国の首脳からなる代表団が自らの計画を紹介するために、モスクワとキーウを訪問する予定だという。
なお、ラマポーザ氏は昨年3月時点ではすでに南ア政府が露宇戦争において「仲介の役割を担う」ことを提案していた。同氏は、誰が本件を要請したのかについては述べなかったが、それはロシアとの関係を基本としつつ、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの5か国のグループ)の一員である南アとしてのアプローチだと述べていた。
これに先立ち、ラマポーザ氏は、12日にプーチン露大統領と協議を行い、13日にはゼレンシキー宇大統領と電話会談を行っていた。
ゼレンシキー大統領は同電話会談の際に、ラマポーザ氏に対して、ウクライナの提案する「平和の公式」を支持するよう要請していた。
なお、今年の8月、ヨハネスブルクにおいて、BRICS首脳会談が開催されることになっている。