スロベニア議会、ホロドモールをウクライナ人へのジェノサイドと認定

スロベニア議会は23日、1932〜1933年のソ連政権がウクライナで引き起こした人為的大規模飢餓をウクライナ人に対するジェノサイドと認定する宣言を採択した。

テレビ局「ラーダ」がステファンチューク・ウクライナ最高会議議長の報告を伝えた

ステファンチューク氏は、「スロベニア議員たちに、ホロドモールをウクライナ人に対するジェノサイドだと認定し、その恐ろしい犯罪の犠牲者を追悼する宣言の採択につき感謝している。人類は、その恐ろしい出来事を将来繰り返さないために、それを知り、記憶すべきなのだ」と書き込んだ。

ゼレンシキー宇大統領も、ツイッター・アカウントにて、同決定につき「スロベニア黒海議員たちに、1932〜1933年のホロドモール・ジェノサイドの数百万人のウクライナ人犠牲者を追悼する宣言の採択につき感謝している」と書き込んだ

またゼレンシキー氏は、歴史的正義を回復することにコミットいている国々の連合は、引き続き強くなっていると述べ、「一緒に真実へ向かう。つまり、責任へ向かっているのだ!」と強調した。

なお、3月28日、ゼレンシキー大統領は、フランスによるホロドモールのウクライナ人に対するジェノサイドとする認定につき謝意を表明していた。