ゼレンシキー大統領、洪水被害の生じている南部ヘルソンを訪問

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ウクライナのゼレンシキー大統領は8日、カホウカ水力発電所のダム決壊により大規模な洪水被害の生じている南部ヘルソン州を訪問した。

ゼレンシキー大統領がフェイスブック・アカウントに書き込んだ

ゼレンシキー氏は、「私たちの課題は、最大限人命を救い、人々を助けることだ。救助隊とボランティアの人々に感謝する! この作業に関わっている全ての人々に感謝する!」と書き込んだ。

また同氏は、ヘルソン州内でカホウカ水力発電所ダム爆破の被害克服のための調整会議を開催したと報告した。

その際同氏は、「多くの重要な問題がある。災害の結果生じた州の最新情勢、潜在的水没地域からの住民避難、ダム爆破により生じた非常事態の克服、水没地域の生命維持活動の組織。また、地域の環境システム回復の展望、技術災害地域における最新の戦争状況もだ」と書き込んだ。

同氏は、被害額を試算し、災害の被害を受けた住民への補償のための資金拠出すること、補償・ヘルソン州内の企業の移転プログラムを策定することが重要だと強調した。

これに先立ち、6日、ウクライナ政権は、ロシア軍がウクライナ南部の水力発電所を爆破したと発表した。ヘルソン州では危険な地区からの住民の避難が行われている。