ロシアの対フィンランド・プロパガンダは強まっている=フィンランド大統領
フィンランドのニーニスト大統領は、ロシア連邦によるフィンランドへの圧力は強まっていると指摘した。
フィンランド国営放送「Yle」がニーニスト大統領による20日のスェーデンのラジオへのインタビュー内容を報じた。
ニーニスト氏は、「私たちは、最大限多様な行動の目撃者となっている。軍事的なものではなく、別の種類の作戦のだ」と発言した。
同氏はまた、フィンランドは露サンクトペテルブルクの同国総領事館を閉鎖したことと、ショイグ露国防省によるフィンランド人への激しい発言を喚起した。
さらに同氏は、ロシアはフィンランドに対して、常に、そして、ますます集中的なプロパガンダを展開していると発言した。同時に同氏は、「幸いなことに、私たちの国はそれへの準備がある。私たちは、そのリスクを分析した」とも指摘した。
その他同氏は、フィンランドのNATO加盟について考え始めたのは、プーチン露大統領が2021年12月に脅威を感じさせる演説を行った時だと発言した。そして、同氏は、「プーチンがロシアの影響圏を見たいと発言し、NATOは東方に拡大すべきでないと主張した演説の後にはもう、私は、フィンランドの安全を保障するためには私たちは何か新しいものを考えださねばならないことを理解していた。そして、NATOと繋がりのない何かしら新しいものを見つけるのは、非常に困難だったのだ」と発言した。
加えて同氏は、プーチンには変化が生じたと述べた。同氏は、「それはフラストレーションだったが、徐々に怒りに変わっていった。彼の中で変化が生じたのだ。彼は明らかに、ウクライナだけではなく、西側世界の状況に、はるかに大きく失望していたのだ」と発言した。