国際刑事裁判所、キーウに常設事務所を開設
14日、キーウにて国際刑事裁判所(ICC)の常設事務所の開設が発表された。
コースチン・ウクライナ検事総長とカーンICC主任検察官がキーウでの記者会見時に発表した。
コースチン氏は、「今日、私たちのICCのパートナーシップをさらに強化する上でさらなる一歩が実現された。ウクライナに、ICCのいわゆる現地事務所が開設されたのだ。同事務所は、ハーグの外におけるICCの最大の代表部となる」と発言した。
同氏はまた、新設のICC事務所はロシアの戦争犯罪に対する対応の効率と迅速性を高めるものだと指摘した。
キーウにおける同事務所の主な活動内容は、2014年のロシアの対ウクライナ武力侵略の開始以降のICCが審理している事件の捜査だという。
なお、ICCは、2022年3月以降、ウクライナにて行われたロシアの戦争犯罪について独立した捜査を続けている。
2023年3月、ウクライナとICCは、キーウにICCの常設事務所を開設することで合意していた。