ゼレンシキー宇大統領、バイデン米大統領とウクライナの長射程攻撃能力強化につき協議

ウクライナのゼレンシキー大統領は19日、米国のバイデン大統領と電話会談を行い、ウクライナの長射程攻撃能力のさらなる強化などにつき協議を行った。

ゼレンシキー大統領がテレグラム・チャンネルにて報告した

ゼレンシキー氏は、「ジョゼフ・バイデン米大統領と話し、私たちの最近の防衛合意の効果的履行につき彼に謝意を伝えた。ミサイル『アタクムス』の供与はウクライナ人を大いに鼓舞することとなり、私たちの戦士は戦場でそれをうまく使用している。私たちの長射程能力のさらなる強化について協議した」と伝えた。

また同氏は、ペニー・プリツカー米特別代表の実りあるウクライナ訪問についても謝意を伝えたとし、その訪問時に凍結されているロシア資産の利用手段について生産的な協議が始まったと報告した。

ゼレンシキー氏はさらに、改革推進と欧州連合(EU)加盟交渉開始のために、最近ウクライナ最高会議(国会)が「重要な公的地位を有する者に関する法案」を採択したことを伝えた(編集注:10月17日に採択。EU加盟交渉開始のために採択が必要だった法律の1つ)。

その他同氏は、「平和と民間人の命の保護の模索を目的としたジョゼフ・バイデン氏のイスラエル訪問を指摘した。私たちは、平和の公式推進における次の共同の行動についても協議した。私は、今月末のマルタで開催される補佐官級の次期会合に米国が代表を送る決定を下したことを歓迎した」と伝えた。

また同氏は、ウクライナは自由を巡るロシアの侵略との戦いにおける米国からの極めて重要かつ強靭な支援につき感謝していると述べた。

写真:大統領府