ゼレンシキー宇大統領、グテーレス国連事務総長と冬季支援、穀物輸出、中東情勢につき協議

ウクライナのゼレンシキー大統領は19日、グテーレス国連事務総長と電話会談を行い、4億3500万ドルの冬季準備計画につき謝意を伝え、また「穀物回廊」や中東情勢につき協議を行った。

ゼレンシキー大統領がソーシャルメディア「X」アカウントで報告した

ゼレンシキー氏は、「グテーレス国連事務総長と電話会談を行った。国連チームに対して、4億3500万ドルの冬季に向けた準備計画を含め、人道対応活動につき感謝している」と書き込んだ。

同氏はまた、国連がウクライナの提案する和平案「平和の公式」実現に積極的に参加しており、次回の外交・安全保障担当首脳補佐官級会合(編集注:今月末にマルタで開催予定)に国連が代表者を送る用意があることにつき、「ウクライナにとって非常に重要なことだ」と強調した。

その際同氏は、「ジェッダでの補佐官会合の後、次の行事が同様に成功し、具体的な結果を出すこともまた重要である。そのためにはグローバルサウスの国々の支持を維持しなければならない。その点でウクライナは国連に非常に期待している」と伝えた。

加えて同氏は、グテーレス氏と黒海を通じたウクライナの農作物輸出のために、ウクライナが利用を始めている代替「穀物回廊」の機能の特徴を伝えた他、ウクライナの人道イニシアティブ「ウクライナからの小麦」の継続について報告した。

さらに、両者は、中東情勢について詳細に協議し、民間人支援のための人道努力が不可欠だと話し合った。

写真:大統領府