ゼレンシキー宇大統領、エルドアン・トルコ大統領と会談 防衛産業協力や食料安全保障につき協議

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ウクライナのゼレンシキー大統領は8日、トルコのイスタンブルを訪問して、エルドアン土大統領と会談し、トルコとの間で防衛分野の共同プロジェクトに関して合意に達したと発表した。

ゼレンシキー大統領がエルドアン大統領との二者会談後記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「今日は、かなりの時間を政府レベル、両国企業レベルでの防衛分野の二国間協力の割いた。共同プロジェクトに関する合意に達した。私はそれを非常に嬉しく思う」と発言した。

また同氏は、「私は、防衛産業複合代の代表者と会談した。私たちは、策定したプロジェクト実現に向けて最大限迅速に進む準備がある」と伝えた。

さらに同氏は、エルドアン氏と食料安全保障問題についても協議したとし、「黒海地域が行っていることは、グローバルな安定性にとっての最も重要なドナーの一つとなっている。ウクライナの海上回廊は効率を落とさず機能しており、約3000万トンの貨物が回廊を通過した」と発言した。

その他同氏は、会談時にエルドアン氏に、ロシアによって拘束されているクリミア・タタール人のリストを渡したと述べた。

同氏は、「私は今日、ウクライナ国民、特にロシアによってウクライナの被占領地で弾圧され、ロシアの牢屋や収容所で極めて残酷で非人道的な条件下で拘束されているクリミア・タタール人のリストを渡した。私たちは彼ら、軍人も民間人も、民の防衛の際に拘束された者、自分らしくあることによってロシアから弾圧を受けている者を全員解放せねばならない」と発言した。

その際同氏は、ロシアが拘束している著名なクリミア・タタール人としてナリマン・ジェリャル氏、ヴェンビュ・ウメロヴァ氏、セルヴェル・ムスタファイェウ氏の名前を挙げた。