欧州委員会、ウクライナとのEU加盟交渉枠組みを決定 加盟国に提案へ
ウクライナのシュミハリ首相は12日、欧州連合(EU)の欧州委員会が加盟国に提案するためのウクライナとのEU加盟交渉枠組みを確定したと伝えた。
シュミハリ首相がテレグラム・チャンネルにて報告した。
シュミハリ氏は、「欧州委員会がウクライナのEU加盟に関する交渉枠組みを確定した!」と書き込んだ。今後関連提案がEU理事会に提示されるという。
また首相は、これによりウクライナはEU加盟交渉の開始に一歩近付いたとし、「この一歩は、ウクライナの達成、私たちの変化、ウクライナが必ずEU加盟国となるという事実の証明だ」と強調した。
ゼレンシキー宇大統領は、ソーシャルメディア「X」アカウントにて、今回の決定につき欧州委員会とフォンデアライエン同委員長に謝意を伝えた。
ゼレンシキー氏は、「これは、ウクライナのEU加盟に関する交渉の実質的開始に向かう重要かつ適時の一歩である。私たちの欧州的選択は、実現されており、ウクライナのEU加盟の日は徐々に近付いている」と書き込んだ。
また、ゼレンシキー氏は、同様に交渉枠組みが決定されたモルドバについても祝福した上で、モルドバはウクライナとともにEU加盟へと進んでいると伝えた。
さらに同氏は、ボスニア・ヘルツェゴビナについても、欧州委員会によるEU加盟交渉の開始の勧告につき歓迎した。
その上で同氏は、「長期的平和と全ての欧州の人々の福祉を保障するEUの拡大と強化に代替はない」と強調した。