ゼレンシキー宇大統領、ミシェル欧州理事会議長とEU加盟協議開始に向け電話協議

ウクライナのゼレンシキー大統領は19日、欧州連合(EU)のミシェル欧州理事会議長と電話会談を行い、ウクライナのEU加盟交渉の開始に向けた今後の行動につき協議を行った。

ゼレンシキー大統領がソーシャルメディア「X」アカウントで報告した

ゼレンシキー氏は、「欧州理事会会合の前に、ミシェル欧州理事会議長と話した。私たちは、ウクライナのEU加盟交渉の実質的交渉に向けた今後の行動に焦点を当てた他、EUの対ウクライナ包括的支援について協議した」と伝えた。

その際同氏は、ミシェル氏に対して、EU理事会が「欧州平和ファイシリティ」(EPF)の枠内で50億ユーロの特別「ウクライナ支援基金」を創設することを採決したことにつき謝意を伝えた。

さらに同氏は、「私たちは、ウクライナへの榴弾砲砲弾の供給増加のあり得る手段を確認した。私たちは、ウクライナのための自主貿易利益をさらに1年間延長することの重要性につき協議した」と書き込んだ。

加えて同氏は、EUとの自由貿易体制の延長が戦時下のウクライナ経済を支える上で決定的に重要だと強調した。

これに先立ち、18日、EU外務理事会会合にて、「欧州平和ファシリティ(EPF)」の枠組み内での50億ユーロのウクライナへの追加軍事支援拠出が最終的に採決された。