サリヴァン米大統領補佐官、キーウを訪問 「あなたたちの勝利を信じている」
米国のサリヴァン大統領国家安全保障問題担当補佐官は20日、事前発表なくキーウを訪問した。サリヴァン氏は、ウクライナ支援法案が米下院で採択されることへの確信を表明した。
サリヴァン氏がキーウにてイェルマーク宇大統領府長官との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
サリヴァン氏は、「ウクライナは今もまだ立っている。ウクライナの人々の勇気と勇敢さ、創意工夫と強靭さのおかげで立っているのだ。私たちは米国で感激している。私は今日、私たちがあなた方を信じていると述べるためにここにいる。私たちは、あなた方が勝利することを信じている。私たちは、あなた方がウクライナの人々にとっての明るい未来を築くことを信じている。より強固な民主主義、侵略を撃退できる強靭で安全な国。私たちは、その道における一歩一歩の歩みにおいて、あなた方のパートナーとなる」と発言した。
同氏はまた、米国を信じるよう呼びかけ、米国はあらゆる明らかな手段でもって大きな支援を与え続けると明言した。
さらに同氏は、「私は、バイデン大統領が毎日闘い、あなた方が当然受けるべき支援パッケージを含む追加法案(の採択)が、私たちの議会において遅れていることで、ここで疑問が生じていることを知っている。上院は2党が600億ドルを可決した。今、私たちは、支援パッケージを採択すべく、下院と作業している。私たちは、それが実現できると確信している」と強調した。
同氏は加えて、ホワイトハウスは支援採択をただ待っているだけではないとし、防空システム用ミサイルなどからなる3億ドルの支援パッケージを発表したことを喚起した。
さらに同氏は、バイデン政権は、ウクライナが勝利するまでの間、50か国以上からなる諸国連合と協力していくと伝えた。
なお、同日、ゼレンシキー大統領もサリヴァン氏と会談したことを報告した。