「ウクライナ人も自由と独立のために戦っている」＝クレーバ宇外相、インドを初訪問へ

ウクライナのクレーバ外相は今週インドを外相として初めて訪問する。

クレーバ外相がソーシャルメディア「Ｘ」アカウントで伝えた。

クレーバ氏は、「インドは今日、ホーリーを祝っている。最も美しく、最も鮮やかな春のお祭りだ。皆に幸せなホーリーを祈念する！　私もここ、キーウにあるマハトマ・ガンジー像の前に立ちつつ、今週私が初めてのインド訪問を実施することを報告できることを嬉しく思う」と発言した。

また同氏は、数日前にゼレンシキー大統領とモディ印首相の電話協議が行われたことを喚起した上で、自身のインド訪問が両国関係を強化することへの確信を表明した。そして同氏は、民主主義国家であるインドとウクライナは良好なパートナー、友人になる準備があると伝えた。

さらに同氏は、「モハンダス・カラムチャンド・ガンジー、偉大なマハトマは、２０世紀の最も著名な人物の１人だ。彼の理想と最終的な目標は自由と独立だった。そして、ウクライナ人はそれこそを巡って戦っているのだ」と強調した。

これに先立ち、２０日、ゼレンシキー宇大統領とモディ印首相が電話会談を行い、二国間関係、とりわけ、近々デリーで開催される政府間協力委員会の会合について協議を行っていた。

また、３月１４日、イェルマーク宇大統領府長官とハルシュ・クマル・ジェイン駐宇インド大使がウクライナにおける公正な平和の確立をはじめとする、今後の連携分野に関する協議を行っていた。

２０２３年４月には、ジェパル（当時）外務第一次官がインドを訪問した際の地元メディアへのインタビュー時に、ゼレンシキー大統領はモディ印首相との協議を望んでいると発言していた。

その後、同年５月２０日、ゼレンシキー大統領とモディ首相は、広島訪問時に会談している。

また、両首脳は、２０２１年１１月にも英グラスゴーで会談している。