1944年と現在のロシアの対ウクライナ侵略との間には強力な共通点がある=ブリンケン米国務長官

米国のブリンケン国務長官は6日、1944年の連合国がノルマンディ上陸作戦を開始した第二次世界大戦時の出来事と、現在ウクライナで起きていることの間には、強力な共通点が存在すると発言した。

バイデン米大統領とともにノルマンディ上陸作戦80周年関連行事に出席するために訪仏したブリンケン国務長官がMSNBC番組出演時に発言した。

ブリンケン氏は、「私たちが今日記念していることと、私たちが現在行っていることの間には、実に強力な共通点がある」と発言した。

そして同氏は、1944年、ノルマンディには12か国が集まり、第二戦線を形成し、最終決戦を開始、そして、それがその11か月後に第二次世界戦の勝利をもたらすことになったのだと強調した。

さらに同氏は、「ウクライナでは、共に立ち上がり、ウクライナが自衛し、侵略を撃退するために必要な全ての物を得られるようにすることを望んでいる国が現在50か国以上ある。それが私たちの連合の強さだ」と発言した。

その際同氏は、民主的世界へ対抗する者には、自発的な同盟が存在しないとも指摘した。そして、「私たちには、自発的に一緒になり、私たちが共有し、守らなければいけないことを知っている原則の防衛のために一緒に立つ国々がある。私たちはそれをウクライナで見ている。私たちはそれを80年前にはノルマンディで見ていた」と指摘した。