スリランカ、対ウクライナ戦争で死傷した自国民傭兵の補償をロシアに要請

スリランカ政府は、対ウクライナ戦争で死傷した自国民傭兵の補償をロシアに要請している。

ロシア語版ラジオ・スヴォボーダが報じた

スリランカ外務省の発表によれば、スリランカのタラック・バラスリア外務副大臣率いる政府代表団がロシアを訪問し、モスクワで協議を行った際に死傷者親族への補償の支払い問題が提起されたという。

スリランカ側は、ロシアのルデンコ外務次官とフォミン国防次官と会談。協議の際には、戦争での17名の死傷者親族への支払い、雇われた兵の契約期限前破棄、報酬の支払いが話し合われたという。スリランカ外務省は負傷者数は明かしていない。

報道によれば、ロシア・ウクライナ戦争には少なくとも2000人のスリランカ国民が参加しているという。

ロシア外務省の発表には、ルデンコ外務次官との会談時に「ロシアとスリランカの議題の喫緊の問題」について協議されたと書かれているだけで、詳細は公表されていない。

これに先立ち、スリランカ外務省は、今次戦争にて多くのスリランカ国民が騙されて雇われていると発表していた。ロシア側は、傭兵に対して、高い給与、後衛での仕事、ロシア国籍を約束していたという。