ロシア拘束からウクライナ民間人10名解放 クリミア・タタール民族の指導者含む

ウクライナのゼレンシキー大統領は28日、ロシアの拘束からウクライナの民間人をさらに10名帰還させることに成功したとし、その中にはクリミア・タタール民族代議機関「メジュリス」のナリマン・ジェリャル副代表も含まれていると伝えた。

ゼレンシキー大統領がソーシャルメディア「X」アカウントで報告した

ゼレンシキー氏は、「あらゆる困難の中でも、ロシアの拘束からさらに10名の私たちの人を帰還させることができた。2021年にクリミアで拘束されたナリマン・ジェリャル・クリミア・タタール民族代議機関『メジュリス』副代表。2017〜2018年に拘束されていた民間人のオレーナ・ペフ、ヴァレリー・マテュシェンコ。ベルジャンシクで占領者へ抵抗したことで拘束されていたウクライナ・ギリシャ・カトリック教会の聖職者ボフダン・ヘレタ、イヴァン・レヴィツィキー。さらに5名、ベラルーシ領で拘束され、自由を奪われていたの民間人、ミコラ・シュヴェツ、ナターリヤ・ザパレンコ、パウロ・クプリイェンコ、リュドミラ・ホンチャレンコ、カテリーナ・ブリュハノヴァだ。皆がすでに解放され、家、ウクライナにいる」と伝えた。

同氏は、これら民間人の帰還を支援した全ての人に謝意を伝えた上で、とりわけこのプロセスにおいてバチカンが努力してきたことを指摘した。