ゼレンシキー宇大統領、オルバーン・ハンガリー首相と二国間関係の議題を協議

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ウクライナのゼレンシキー大統領は2日、キーウを訪問したオルバーン・ハンガリー首相と会談し、二国間関係の議題を協議した。

ゼレンシキー大統領がオルバーン首相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「今日私はオルバーン首相とともに、貿易、越境協力、エネルギー問題といった、私たちの隣国関係のあらゆる最大の原則的問題につき協議し、人道分野について話し、ウクライナとハンガリーの私たちの人々の生活に関係するあらゆることを話した。とりわけ、ハンガリーにおける初のウクライナ語学校の開設につき協議した。首相は、そのプロジェクトへの支持を明言した。ありがとう、ヴィクトル」と発言した。

これに対して、オルバーン首相は、「ウクライナ領には、伝統的なハンガリーの民族マイノリティが暮らしている。私たちは、ここでも問題が解決されることを期待している。私は、それに向けた良いチャンスを目にしている」と発言した。

またオルバーン氏は、ハンガリー領内のウクライナ人についてコメントし、ハンガリーには民族マイノリティの自治が機能しているが、多くの難民がハンガリーに到着したことで多くの問題が生じたと指摘した。

その際同氏は、「私たちは、彼らの世話をせねばならない。彼らは、働き、安全に暮らし、挑戦を抱える彼らの子供たちの学校を確保する機会を得ねばならない。そのため、私は、大統領によるハンガリーでウクライナ語学校を開設するというイニシアティブを聞けて大きな喜びを覚えている」と発言した。

そして同氏は、ハンガリーは、ウクライナ語学校への資金拠出を行うとし、「必要なだけの学校が生じるだろう」と強調した。

なお、2日、ハンガリーのオルバーン首相がキーウを訪問した。同氏のウクライナ訪問はロシアによる対ウクライナ全面侵略が始まってから初めて。

これに先立ち、7月1日、ハンガリーがEU議長国に就任した。同国は今後半年間のEU理事会活動の運営を行っていく。

ウクライナのゼレンシキー大統領は1日、ハンガリーがEUの議長国に就任したことを祝福するメッセージを発出していた。

写真:大統領府